税理士試験までラストスパート!①

私の初受験は大学4年生

そもそも税理士になりたいと思ったのは、祖父が仕事で税理士さんにお世話になっていて『いつか私が申告してあげたいな』と思ったことと、単に計算が好きだったことがきっかけでした。

(私が税理士になった頃には祖父はとっくに引退していて残念ながら間に合いませんでしたが、代わりに今度は父が自営業を始めていたのでその申告を。)

そのために大学の経済学部を選びましたが、当然、大学の講義を受けているだけでは税理士試験を全くカバーできず。

そこで大学3年の秋から専門学校に通い、税理士試験の勉強を始めました。

大学、専門学校、割とハードな部活、バイト(は、ほんの少しだけ)という生活で、1年目の簿記論と財務諸表論の勉強はそこそこに、という感じで受験してしまいました。

それでも合格できたせいで完全に税理士試験をなめてしまって、2年目に法人税法は不合格B、消費税法は不合格A。

3年目は法人税法と消費税法は合格、相続税法は不合格A、4年目で相続税法合格でした。

2年目の全滅で学んだのが、『簿記論と財務諸表論と同じように勉強してたんじゃ税法は受からない』ということでした。

そこから心を入れ替えて、専門学校の階段のところや廊下の広いところで理論マスター(理論集)を広げてブツブツつぶやいている先輩たちの如く(笑)、私も必死になって勉強しました。

受験に専念させてもらっている期間は専門学校の生講義、地元で仕事をしていた期間は家にDVDが届いてそれを視る(岡山の専門学校まで通えないので)、という感じでした。

勉強仲間を作りましょう!

自分の受験経験から感じたこと、1番は『勉強仲間を作ることが大事』ということです。

ひとりだとモチベーションが下がるときがありますが、みんなと一緒だと下がっていられませんし、励まし合えます。

それに、定期試験(専門学校内の)のときのみんなの解き方はとても参考になります。

税法の場合は電卓の音で『計算問題から解く人』、『理論から解く人だとどのタイミングで計算問題にうつるか(理論にかける時間のペース配分)』など分かりますし、解答用紙をめくるタイミング(問題用紙はしょっちゅうめくるものではありませんので)で、理論問題の解答用紙1枚分を埋めるスピードが速い人はここまで高められるんだ、とか。

自分の常識では考えられないスピードの先輩もいて、世界は広いな(大げさ?)と感じずにはいられませんでした。

字は汚いでしょうけど、スピードも大事なのでここはバランスですね。

税理士試験は相対試験のようなものなので、みんなそういうところはお互いに意識していて、試験後も情報交換していました。

あと、仲良しの先輩たちができたことで、くじで理論のテーマを決めてみんなで制限時間を決めて、より速くより正確に書くことを時々競っていました。

答案は回して採点するので、書けていないと恥ずかしいシステムです。

そんなふうにお互い高め合える仲間がいたことは本当に恵まれていました。

今でも連絡をとり合ったりして、繋がっている先輩もいます。

頑張っていらっしゃる様子を聞くと自分のことのように嬉しいですし、とても励みになります。

→②に続きます。

ご覧いただきありがとうございます

このブログは、税金のことに興味がある人に『へぇ、そんなのあるんだぁ』と知ってほしくて、さわりだけご紹介する、みたいなイメージで始めました。

あとは『いつか起業したいから、税金の知識を取り入れておきたい』というような方のお役にも立てたらなと。

だんだん税金以外の話も増えていますが(笑)

今日の内容もまさに税金以外のお話ですが、この時期になると毎年、自分が税理士試験を受験していたときのことを思い出さずにはいられません。

受験生の方がこのブログをご覧になってくださったらいいなと思いつつ、まだまだ読者が少ないので「このブログにたどり着かれる受験生」というのはかなりレアだと思います(笑)

おまけ

制作物②

今日は息子の学校で、先生と面談でした。

ひと学期に1度実施される面談で、1学期は家庭訪問もあったので、先生とお話しする機会がたくさん設けられてとてもありがたいです。

この制作物は参観日のときに廊下に貼り出されていたのですが、これを完成させたときの息子のとびきりの笑顔を先生が写真におさめてくださっていて、今日の面談で見せていただきました。

1つ1つの制作物にストーリーがあるんだなと、感慨深く思いました。